全体的には、無難にまとまった感じだなという印象。
特化した良い点は、光の演出がとても良かったところ。
ゲーム面で期待しすぎは禁物。グラフィック面は良い。
プレイ日記:01 02 03 04 05 [クリア]



ストーリー
7 / 10
キャラクター
7 / 10
システム
6 / 10
総評価
6.6 / 10

全体的なまとめ

〇 Good
光の演出
イベントシーンのアングル
フラットデザインによる見やすさ
BGMなどの音楽

× Bad
ストーリーの駆け足進行
ゲーム面の物足りなさとミッションの単調さ
キャラ数に対してのボリュームの少なさ
詳細データや一覧など情報量が少ない

ストーリー / 絆エピソード

本編ストーリー

後半につれてだんだん面白くなっていくストーリーかなと感じました。
ただ、序盤にもう少し面白味があった方が取っつきやすいとは思った。

本編自体は短く、間章やフリー期間が長めという構成
それもあって、本編自体は駆け足で進行する形でした。
絆エピソードのあるキャラ数に対してボリュームは少ないと感じた。

絆エピソード

絆エピソードは各キャラのキャラ付けという意味では良かったと思う。
個人的にはもう少し踏み込んだ描写が欲しかったけども。

キャラの数としてはこれでよかったと思う。
あまり多すぎて話が薄くなるならこれぐらいがいいかな。

日菜子への補完的話

特に日菜子の本編前の話に関してはもう少し補完してほしかったかな。
日菜子の本編前に関しては、プレミアムボックスの小冊子にて語られています。
これ読んでいるのと読んでいないのとでは、やはり日菜子への感じ方が違うと思う。

小冊子には、日菜子の育った環境、高校入学から夏までの話等が書かれています。
本編では少しつかみにくかった日菜子の性格などがわかります。
バレエの才能等に関しては本編よりも分かりやすく書かれていますのでおすすめです。
本編で大会等出たり才能があることはわかりますが、もう少し詳しく書かれています。

キャラクター

全員登場するキャラは女性のみ。男性キャラは登場しない。
絶妙なアングル、夕日など光の演出がとても良くできていた
雨に濡れて透ける制服とかこだわりがすごい。

特に光の演出は今後も継続してほしい
屋上でのイベントシーンで夕日が当たっていい感じのシーンになったりでよかった。

システム

フラットデザインを取り入れたというだけあって、メニューとか見やすい

各キャラの交流値を一覧で見れないこと
交流値はキャラに話しかけて見ないと、それ以外だと分からない。
だから、どこまで上げたか見たい時は話しかけるしかない。

音楽

BGMは良い意味で、今までのガスト音楽と少し違った感じ
作品に合わせた音楽だったしガスト音楽の良さは残ってるしいいと思う。
特に戦闘曲「OVERDOSE」など好きでサントラ聴いてる。

視点移動

ダンジョンでは上下左右の視点移動できますが、現実世界の方では移動だけで視点移動ができない。
周りの風景とかいろいろ作らなきゃいけないし視点移動なしにしたのでしょうけど…。
風景とかを作り込むなら他のメイン部分に回すのはやり方としてはありですけどね。

ミッション

同じようなミッションばかりで面白味よりも作業感の方が強かった
感情に即したダンジョンなため、ミッションをまとめて受けられないから余計に。
感情に合った物を、となるとこれで正解ではあるんだけども。

システム面でというより、少し気になった点はPS4版で一部重くなるところ。
個人的に感じたのが、1-A教室に黒板側から(マップから直接でも)入る時。
ここで結構重くなって教室の後ろ側に行くと重さが解消するんですよね。
あとは戦闘中に何度かって程度ですけど、環境によるんだろうか。

戦闘

戦闘関係はRPGとしては、かなり物足りない物になっていると感じた。
RPGというよりはADV寄りかなーと。

レベル

今作は「経験値」ではなく絆エピソードやミッションで手に入る「成長ポイント」。
攻撃力・防御力・俊敏性・幸運の4つをどう成長させるかはプレイヤー次第。
最大レベルは50レベル。そこまでどの項目を上げるか。
ただ、上がりやすい項目はキャラ毎にあるので特化して上げても上がりにくいのが難点。

スキル・フラグメント

大体の効果は書かれていますが、消費MPなどの詳細データは戦闘しないと分からない
フラットデザインに合わせて見やすさ重視したんだろうけど、詳細データはほしいよ…。
フラグメントは付け替えたりして戦闘にどう活かすか考えられる点はいいと思う。

ダンジョン

ダンジョンの数としては少ない
感情に即した、というダンジョンなので仕方ないですけどね…。

戦闘中

戦闘毎にHP・MP全回復なため、戦闘毎に全力出せる点はいいと感じた。
ただ、それ故に単調さが目立つかな。
全体攻撃もほぼ全敵が範囲に入っていて、全体攻撃を繰り返すだけで簡単に敵が倒せる。