CRYSTAR クライスタ 感想/評価/レビュー
全体的な感想・評価・レビューになります。ネタバレ注意。
■プレイ日記01 / プレイ日記02
ストーリー | |
キャラクター | |
システム | |
総評価 |
総評まとめ
ストーリーやキャラ、BGMは良いと感じたが、ダンジョンや戦闘関係の調整不足等が目立った。アクションRPGと称するには調整不足で、アクションと称しない方が良かったのではと思った。
一部目を瞑ればダーク的雰囲気のゲームが好きな人にはいいかもしれない。
〇 Good
周回する毎に微妙に変わっていくストーリー
個性的なキャラクター
BGM
× Bad
ギミックもない広いだけの単調なダンジョン
アクションRPGと称する割に爽快感があまりなくアクション性が低い
敵の使いまわしが目立ち、種類が少ない
ストーリー
周回する度にいろいろな事実が発覚したり前回知っていたことが知らないまま進んだりと意外と面白かった。全体的に見れば同じ事実ではあるけど、各キャラが知るタイミングが違ってその影響でストーリーが変わるのは良かったと思う。
第6章のパーティが分かれる所では周回する度に分かれるメンバーが違ったり。
3周目はなかなかギスギスしていてちょっとハラハラするシーンもあり、周によって雰囲気が異なる部分も良かった。
伏線が張られていくので先を想像しやすいのはありますが、それでも楽しめる内容かな。
エンディングは思ったよりもすっきりとした終わり方だったので良かった。
語られていない創造主など続編も作ろうと思えば作れそうな感じではあります。
キャラクター
キャラ数としては少ないですが、その分掘り下げがしやすいのでこの位のキャラ数で良かったと思う。大体1ダンジョンで1キャラ掘り下げのような感じで進んで行きます。
少し思ったのは、ストーリー展開上仕方ないですが、話し合いが少ないという点は少々残念だな。
各キャラそれぞれ個性はありますが、特にみらいは1周目と2周目以降で印象がガラッと変わるので面白い。
セレマのことも予想よりストーリーにくい込んできたと思う。
最終的に敵キャラではありますが、メフィス・フェレスの掘り下げも少しほしかったかな。
キャラのモデルは良いと思う。特に目は描き込まれていて良い。
戦闘
アクション的バトルとしては、ワンパターン化するので微妙かなと思う。弱攻撃だけでほぼ完結する程度には強攻撃やスキルはあまり使いませんでした。
強攻撃やスキル使う時間を弱攻撃に充てた方が総ダメージとしては多いのではないかと。
後半になるにつれ、敵からのダメージが自分のHPと比較してんん?となることも。
私の方がレベル足りない時もありましたが、全体的に調整不足な面があるなと感じました。
敵はモデル使いまわしが目立ち、同じモデルの色違いが別敵として出てきます。
攻撃パターンも同じで、違うのは色と敵HPや攻撃力程度です。
あと、こちらが近づくと後退りで逃げる敵が多かったのでイラっとすることも。
キャラの戦闘面では、777の遠距離攻撃の射程距離が長く、後半は特に777メインで使っていました。
周りが見渡せるダンジョンがほとんどで、敵に気付かれない距離から攻撃することが可能です。
特に魔法攻撃が鬱陶しいブルバキ戦等で活躍しました。
キャラ使用は零・777メインでボス戦等で小衣・千使いながらが多かったです。
ちょこまか動くキャラは777、あまり動かない敵は零がやりやすかったかな。
覚醒状態の時、守護者出てくるのはいいんだけど肝心の敵見えないし攻撃も見えない。
そのせいで必殺技使ってもスカってしまうことも…。
この辺りはテストプレイしてすぐ分かる部分なのできちんとテストプレイしたのか疑問。
ダンジョン
ダンジョンはかなり単調で、ちょっと広めのところに敵が配置されている作りです。それなりに行き止まりもあり、アイテムが置いてあったり何もないただの行き止まりだったり。
一部を除きほぼ3マップ攻略で1ダンジョンクリアになり、先に進むのに億劫にはなります。
マップが広い割にギミック等は一切ないです。
強制戦闘以外、敵と戦わずに攻略することも普通にできます。
ただ、戦闘避けすぎるとレベルが足りないことにはなるので注意が必要ですが…。
特に後半は最終章に辿り着くために第6章~第8章を3周する周回プレイに入ります。
上記に書いたように、ストーリーが周回により一部変わるのは良かったのです。
しかし、単調なダンジョンのためゲームするのが億劫になる程にはしんどかったです。
光の演出やエフェクト、全体的な緻密な表現は良いと思った。
ダンジョンでふと上を見てみたりすると思いの外綺麗だったりしていたので。
システム
BGM・音楽
削除さんはこのゲームで初めて知ったんですが、曲調としては好きな類に入りますね。ただ個人的に印象に残る曲と言うと「CRYSTAR」「Room」ぐらいしかなかったのが残念。
それでも、長く聞くダンジョン曲等は良い曲もあるので全体通して良かったと思う。
サントラは発売してほしいなー。
思想関係、他
泣いて強くなるといったようにダンジョンで敵を倒して流れる断末魔の演出はいいとは思いました。ただ、思想共々システムとしての面が強く、特にストーリー等に関係することもないです。
発想はいいと思うのですが、世界観の雰囲気作り的な面が強いのが残念かなーと。
1ダンジョンで断末魔ありの敵がそこまで多いわけではないですが、断末魔は最大10個まで持てます。
しかし、下手するとボス戦後断末魔拾えない事態もあり得るので取捨選択できたらよかったかな。
拾う拾わない自由とはいえ、敵と戦いながら拾わないようにするのもなかなか難しいです。
敵のドロップアイテムを自分で拾う点は改善してほしいと思う。
その割に時間経ったら消えるのでうーん…となったかな。
死者回想録はなかなか手が込んでる部分ではあった。
敵のモデルパターンはさておき、記憶のところは読み応え?はあるかな。